病院以外で働く看護師(応援ナース)

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応援ナースは離島で働くイメージが強かったのですが、近年利用者は急増し、最近では都市部での応援ナース募集が増えてきています。

その為、応援ナースの受け入れ先は病院、診療所、施設など対象が広がり、求人数も右肩上がりに増えています。

応援ナースで働く看護師の仕事とは

簡単に言うと、人が足りないから期間限定でヘルプしてという求人に応募するという流れで働き先が決まります。(希望により期間延長できる場合や正社員になる場合もあります)

遠方の場合は、面接はなく、電話で済ます事が多いです。(余程の問題がない限り採用されるので、この電話で注意事項や打ち合わせが行われる場合が多い)

引っ越し費用は負担してくれる事が多く、住む場所も提供してもらえる事が多いです。

離島の場合20~30万円/月位、都市部は40万円~50万円/月が相場です。
かなり高額と感じますが、ボーナスはありませんので、月に換算すると妥当な金額です。

応援ナースは人が足りないから期間限定でヘルプしてという求人ですから、即戦力を求めています。
どういう職場を選ぶかにもよりますが、幅広い看護知識と看護技術、看護判断が必要となりますので、臨床経験が少ない人には厳しいかも知れません。

応援ナースで働くメリット

・期間限定で離島暮らしが体験できる
・歓迎、感謝される
・転職時の生活費用を負担してもらえる
・短期間に高額を得る事が出来る
・職場の様子が分かってから就職を決められる

期間限定で離島暮らしが体験できる

どこへ行くかは自分で決める事が出来ます。
多くの場合3ヶ月~6ヶ月の期間限定なので、その地域に合わなければ期間終了で辞めればいいので、自由度は高いです。

歓迎、感謝される

応援ナースは人手不足で困っているので、基本的に歓迎されます。
看護師経験者はよく分かると思いますが、歓迎され、必要とされる職場で働く事は、とても恵まれた事です。
即戦力として働くという事が前提ですが、就職後もとても感謝されます。

転職時の生活費用を負担してもらえる

引っ越し代、旅費、住居費等々、転職時の生活費用は意外にかかりますから、それを負担してもらえるのは有難い事です。(入職時の支援なので、期間終了後の戻ってくるときは自己負担です)

短期間に高額を得る事が出来る

ボーナスはありませんが、期間限定の働き方を選択するのであれば、設定給与額は高いので、短期間で高収入を得る事が出来ます。
最近は都市部の応援ナース求人が増えましたが、都市部はかなり高い給与設定の病院が多いので、期間限定でお金を貯めたい人には魅力的な働き方です。

職場の様子が分かってから就職を決められる

応援ナースの勤務先は人手不足なので、期間終了後の期間延長や正社員登用を望んでいる場合が多いのですが、実際に働いてみて様子が分かった状態で就職を決められるので、これは大きなメリットです。

応援ナースで働くデメリット

・事前に見学できない(離島の場合)
・医療レベル、看護レベルがまちまち
・勤務先が合わない場合、期間終了まで地獄
・離島の生活環境はさまざま

事前に見学できない(離島の場合)

離島の場合は、ほとんどの場合、電話面接で済ませるので、見学は出来ません。
自分の住む場所や、働く環境を、自分の目で確認できないので、こんなはずじゃなかったと後悔するリスクがあります。

医療レベル、看護レベルがまちまち

これは離島に限った事ではありません。
築年数が古く、設備も整っていないという場所も当然あります。
中央配管がない、手動式のベッドなど考えられない様な事も多々あります。

また、医療レベル、看護レベルにも大きな違いがあります。清潔操作や手技、医療物品の扱い方も、そこそこで違いますのでカルチャーショックを受けるかも知れません。

郷に入れば郷に従えです。

勤務先が合わない場合、期間終了まで地獄

応援ナースの契約期間は3~6ヶ月が多いのですが、どこにでもお局的な人はいるし、良い人だけど合わない人っているものです。
そういう職場にあたった場合は、この期間だけと割り切るしかありません。
そつなくこなして、乗り切りましょう。

※看護師転職サイトを経由して応援ナースをする場合、事前に内情も教えてもらえるので、さほど心配しなくても大丈夫です。

離島の生活環境はさまざま

これは、本当に合うか合わないかによります。
そこに住む人達の人柄や慣習が合うかという事もそうですが、どうしても虫が生理的に受け付けない場合は夏場の離島は厳しいでしょう。
田舎は下水処理されていない所も多いので、水洗トイレは期待できません。
歩ける距離に買い物できる場所がない、移動は船・・・等々衛生状態や不便さも含めて、そこの環境に馴染めるかがポイントになってきます。

応援ナースという働き方に向いている人

・離島環境(衛生状態、虫、住人との関りなど)が気にならない人
・医療や看護の細かい事が気にならない人
・新しい環境、刺激を好む人

長年勤めあげるという時代ではなくなって、各個人が自分に合った働き方を選ぶ時代になりました。

期間限定、ヘルプで応援に行くという応援ナースの働き方は、年々支持されてきています。
看護師不足という社会問題にも対応している為、需要はこれからも増え続けるでしょう。

応援ナースの求人を探す方法

看護師転職サイトによって、応援ナース特集があるサイトや、応援ナースの取り組みに力を入れているサイトがあります。

デメリットで前述している様に、内情を始め、事前情報を得る事は重要です。また、勤務先とトラブルがあった場合の仲介は必須なので、看護師転職サイト経由で応募される事をお勧めします。

ナースパワー人材センターでは、以前より応援ナース制度に力を入れていて、応援ナース利用看護師3000人を超えています。
その為、紹介求人数も多いし、応援ナースを利用する際の看護師の不安や悩み、勤務後の問題なども把握していて、適切なアドバイスをしてくれますので安心ですよ。

※看護師が病院以外で働ける場所は、他にも沢山ありますので、こちらもどうぞ。
病院以外で働くという選択~看護師の資格を活かす32の働き方~

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